みんな大好き!ラモーンズのオリジナル・メンバーでフロント・マン=ジョーイ・ラモーンを最後まで支えたのがこのジョニー・・ラモーン。バンドのキャリアで唯一脱退のなかった二人。ショットのライダース・ジャケットとリーヴァイスのデニム。ある意味,その後のパンクの象徴的なアイコンともなったバンド4人のファッションだが、実はラモーンズはビーチ・ボーイズのレーベルからデビューし、やがてビートルズ他のプロデューサーで著名なフィル・スペクターともヒット作を創ったバンドである。故に楽曲は超キャッチー。甘く、切なく、楽しくって感じ。英国パンクの殺伐とした雰囲気からは遠い。写真の1977年はセカンド&サード・アルバム発売の年。このTのメッセージ『ロッカウェイ・ビーチ』はサードの『ロケット・トゥ・ロシア』(!!)に収録された曲のタイトル。バンドが前記したような経緯でデビューしたってことに頷ける、ビーチ・ボーイズもワクワクな軽快で明るいポップ・チューン。ジョニーも既に故人。寂しいばかり。
■S 肩幅42 身幅47.5 着丈66
■M 肩幅43.5 身幅51 着丈67.5
■L 肩幅45.5 身幅53.5 着丈68.5
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【Worn Free】
-Worn Freeは「憧れ」のフラッグシップ
ネットでものを簡単にしらべることの出来なかった1970年代〜80年代は、憧れのミュージシャンが来ているTシャツがどこのブランドで、どこで売ってるのか調べるのが本当に難しかった。ザ・ジャム時代のポール・ウェラーが来ていたロンズデールのTシャツ(今じゃファスト・ファッション・チェーン店でも買えるし)すら簡単に探せなかったくらいだ。だから音楽誌で見るアーティスト写真で、彼ら、彼女らが着ているTシャツなんかを、本当にもう穴のあくほど眺めたものだ。で、それを探す。どこに売ってるんだろう?って。当ても無く。ひたすら探す。色んな輸入雑貨/洋服を売ってそうな店を覗く。100回に1回くらい、ここ日本でも偶然それをみつけることが出来たりした。その出逢いの歓びの大きさと言ったら、もう!!
Worn FreeのTシャツとそのタグで添えられた写真を見ているだけで、あの頃の自分のワクワクが甦る。ミック・ロンソン(デヴィッド・ボウイとともにジギー・スターダストの伝説を創ったギターリストだ)のフォト・アイコンのTシャツなのにタイトルはブロンディ(デボラ・ハリー)。チープ・トリックのロゴTなのにタイトルはジョーン・ジェット。そう、Tシャツのデザインやアイコンではなく、「着ているミュージシャン」が主人公。だから前記したような読者感覚、憧れ気分がここのブランドのコンセプト。好きなミュージシャンのセンスやスピリッツを着用するっていうことなのかな。
是非是非作品やサウンド、時代背景にも興味を馳せて、ロックの旅を楽しんで下さい!